「雑談〜ケイダッシュステージ(前編)〜」
今現在、お笑い芸人として全く生活できず、ライブとバイトの日々であるがこの生活が悲しくもあり希望に満ち溢れている。
未来の自分がこのブログを見たらどう思うか、成功してる自分にこんな時代もあったけど今は幸せだと高みから嘲笑するかもしれないし、まだ売れてないのかといつも通り落胆するかもしれない、更にはもう辞めていて幸せを掴めず、ひたすら自責の念に駆られてるかもしれない。。
それは想像すらできないし無駄な事なのかも。
今は幸いでもないが、ケイダッシュステージという事務所に所属し「一応」プロという形で芸人をさせてもらっている。プロといっても素人に毛が生えたようなレベルで甲斐性もないエセ芸人であるが、、
しかし、この業界にいる以上ビッグドリームを掴む芸人を多くはないが色々見てきた。、
メイプル超合金さんであったり、サンシャイン池崎さん、あばれる君さん、ANZEN漫才さん、ブルゾンちえみであったり、、
カズレーザーさんに至っては同じ大学のサークル出身で売れる前から飲みに連れていただいたりしてた人だけにその思いは一塩である。
しかし、この人達に共通点がある事に気付いた。そう、売れてない地下芸人だからこそ感じる「あ、この人らもう間違いなく売れるわ、っていう謎の空気感」である。
まぁ、その空気が少しでもない限りテレビなどにも出れない厳しい世界なのは言うまでもないが、とある先輩と喋らせていただいた時、「売れる前のメイプル超合金やカミナリはライブでもウケまくりで売れる空気が完全に出ていた」と話をしていた。
なるほど、、、売れる空気か、、
うちの事務所にも何組かいるなぁと感じた。
特にそのオーラ纏っている(ただしそんなchieみたいな力は一切無いので悪しからず、、ただの出任せの感覚です、、)のが、
と
トムブラウン(後編に書きます)
というコンビだ。
どちらも先輩にあたるが、とにかくネタがライブシーンでウケているし面白い。僕らの5000倍はウケている。とにかくこの2組を見ていると芸人辞めようかと泣きそうになるし、そこまでウケるように頑張ろう、と思ったりもできる。
ネタがウケるコンビはネタオタクみたいなコンビもいたりして一定数いるんですが、この2組は平場(トークみたいなもの)が本当に器用です。
ヤーレンズは出井さんの受ける力やスキル、落ち着きは漫才を見ただけで凄さがわかり評価もされてるが、僕個人として楢原さんのトーク力のエグさが印象的だ。
初めてヤーレンズさんとライブ(鳴る、エンジン)が一緒になった時、喋ったことも無いが全体打ち上げで楢原さんと席が近くになったのを覚えている。当時、大阪吉本でパープーズとして認定漫才師になってから、上京してケイダッシュに移籍したという事くらいしか知らなかった(かなり失礼ですが)のですが、
とにかく飲みの席では喋りには入れないくらい高レベルの会話だったし、僕自身お喋りというのもあり、トークに入れない事があまりなかったので、本当に衝撃でした。
しかも内容が皮肉混じりで知的でユーモラスでとにかく面白くて、なんていうたらええんやろ、アリケンみたいなバラエティの討論番組でいたら本当にヒールになれるくらい世の中の分析に長けてる人だと思い、直感で「あっ、この人売れる」と思いました。
そこから自分の中でヤーレンズという存在がリスペクトが膨らみ脅威になり過ぎて、チラチラ見てるだけで、いざ絡んでも緊張して自分出せず変な感じで終わるみたいな日々の連続ですが、早く認めてもらえるようになりたいと思うくらい素晴らしいコンビである。
言われんでもわかってるわというファンの方も多いと思うが、絶対売れるので応援した方が良いですよ!(←ずっと誰目線やねん)
次は憧れのトムブラウンさんについて書きます。