「世田谷一家殺害事件の現場に行った話」
記憶に覚えてる人も多いと思うが2000年12月30日の深夜から翌日の未明にかけて世田谷区に住む一家が殺害された事件である。
概要を説明すると本当に複雑過ぎてキリが無いのでwikipediaを参照してください。
この事件の時、私は小6で物凄く多感な時期でかなり恐怖に慄きながら年末年始を迎えたのを覚えている。
事件自体物凄く不可解な所が多過ぎて(殺害した後も家でネットサーフィンやアイスを食べたり居座っていたところや、ポケットの砂etc)本当に数え切れない程、状況証拠や特性があるのに対して未だに解決されてないという点ではかなり難を極めた事件といえる。
昔、上京した当時自分が世田谷に住んでいたのもあり現場を上祖師谷まで直接見に行った事がある。
(イメージです)
あたりは事件があったという事もあり今でこそわかりやすく防犯ライトや防犯カメラが設置されて明るくなっているが、当時は相当暗くて目撃者なんて中々見つからないのだろうとすぐ予想がつくほどの完全な住宅街である。しかも年末年始で帰省してる家族もあるというのもあり余計だ。
現場自体は取り残されたままであるが、近隣の家は全部取り壊して更地になっていた。そりゃあんな所に並んで住めるかってツッコミを入れたくなるくらい澱んだ空気が漂っていた。
しかも夜中に友人とチャリで行くという暴挙であったので余計にその感な半端なく、見入っていたら事件現場に併設されたポリボックスからお巡りさんが出てきて「何をしているんだ?!」と怒鳴られた。
正直に事件に興味があるとの旨を説明すると、質問に応じてくれた。
僕自身も、殺害現場から程近い所で警察官と喋るという変な状況で気が動転して訳の分からない質問ばかりしていた。
「霊現象はないか??」や「何故事件後なのにポリボックスに24時間体制で人がいるのか?」などだ。
霊現象については、シンプルに「慣れた」との事。最初は少し怖かったが慣れてしまったら普通であると返答が来た。
24時間体制については、「事件後、容疑者が訪れたりしたりもするし様々なリスクヘッジ」と答えてくれた。こういった事件は殺害現場に容疑者がもう一度訪れるというのは心理的によくある行動らしい、、自分には理解できない。
そこから色々調べてくうちに、地元スケーター説、韓国人説、南欧系混血説、某宗教説や色々憶測が飛び交っているがどれが定かであるかはまだ結論が出ていない。
毎年、年の瀬になるとこのニュースが流れるともうこんな歳月が過ぎたのかと思うが、二度とこのような凄惨な事件が起ることのないよう、宮沢さん一家のご冥福をお祈りしたい。